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5/3~5/5は既にご予約がいっぱいです。
それ以外の日程はまだ空きがありますが、今年のGWはマクロに特化したポイントに行く事が多いです。
ワイド狙いの大物ポイントはほぼ行かないと思いますので、ご予約の際はご注意ください。
マクロでのんびり写真が撮りたい・ゆっくり潜りたい方にはオススメです☆
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オフシーズン+コロナの再発で海に行く機会がグッと減ってしまい、ブログの更新が少なくなってしまいました...。
せめて1週間に1~2回は更新しないとなぁ...(^_^;)
という事で、先日行ったサンゴ礁保全活動の様子をアップしましょう。
サンゴ礁保全活動とは、主に『オニヒトデ駆除作業』の事を言いますが、最近は『稚ヒトデの捜索』『テルピオス海綿のチェック』『カメの個体数チェック』も同時にやっていて、1回のダイビングで4種の調査をしている訳です。
オニヒトデはこんな感じでサンゴの隙間や奥に隠れてるのが多いです。
と言っても、今よく見るサイズは10cm前後の小さい個体。
一説には15年くらいの周期で大量発生するとも言われていますが、今はサイズも小さくて数も少なめなので、定期的に調査をして傾向を見ている段階です。
オニヒトデを探す時は、このようにサンゴが白化してる所を探します。
夜行性なので日中はサンゴの裏や奥などの暗い所に隠れてる事が多いのですが、当然食事もするので、食べた直後のサンゴは不自然に白くなるので非常に目立ちます。
オニヒトデを直接探すよりも、白化してるサンゴを目印にして探す方が効率がいいです。
何の脈絡もなく見つける事も稀にありますけどね...(^_^;)
そして最近はオニヒトデの赤ちゃん(稚ヒトデ)も探しています。
稚ヒトデは大きいオニヒトデと違って『サンゴモ』という炭酸カルシウムを多く含んだ藻を食べます。
写真のように丸い食痕がたくさんあると、近くに稚ヒトデがいるかもしれません。
ちなみに、この写真にも稚ヒトデが写ってます。
写真中央・上の方に写ってますが分かりますか?
正解はここ。
意識してないとスルーしちゃいそうですが、こんなサイズ感で隠れてます。
この食痕は白い食痕だけでなく、緑やオレンジの食痕もあるので、稚ヒトデの食痕のお手本とも言えます。
もし潜っててこのような食痕を見つけたら、ぜひ探してみてください。
大きくなる前に見つけて駆除できれば1番良いのですが、稚ヒトデは大きなオニヒトデと違って探すのに時間がかかるので、稚ヒトデを見つけて駆除...というのは正直効率が悪いです。
稚ヒトデの発見はあくまでも『大量発生の指標』として参考にする程度。
稚ヒトデがたくさん見つかった場合、その2~3年後に大きくなったオニヒトデが大量発生する可能性があるので、それに合わせて素早く対応できるようにしておく・・・という訳です。
更に、最近はオニヒトデ以外にも『テルピオス海綿』という海綿も調査をしています。
この海綿はサンゴに覆いかぶさるように広がっていく為、サンゴが光合成できなくなって死んでしまうという厄介な海綿です。
成長するスピードが速く、1日に1mmずつ広がっていくみたいです。
写真のサンゴも既に6割くらい黒くなっていますが、3~4か月もしたら全て真っ黒になってしまうでしょう。
大きい台風が来たら無くなるのかな?と推測してますが、ハッキリ言って分からない事が多すぎて、現状では解決策も分からず、経過観察をしているだけです。
研究が進むのを待ちましょう。
最後はカメについて。
シュノーケルやダイビングで出会えるとすごく嬉しいカメですが、最近カメが増えすぎて別の問題が発生しています。
昔はたくさんあった『ウミショウブ』という海草が、カメによって食べ尽くされてしまっているのです。
このウミショウブという海草は、日本では西表島と石垣島にしかありません。
石垣島ではもう数も少なく、たくさん見れるのは西表島だけと言われていましたが、最近は西表島でも激減しています。
このウミショウブを守るための動きも別でやっていますが、正直守っている数より減っている数の方が圧倒的に多いので、数年後には自然の状態でウミショウブを見る事はできなくなるそうです。
こうなると人工的に移植しないと数が増えていかないので、、非常にまずいですね。
といった感じで、サンゴや海草を守るためにいろんな活動をしている訳ですが、何事も起こってから対策をしてたら間に合わないという事です。
先読みして動く事で、サンゴや海草を守る事に繋がるので、できる事はしっかりやっておきましょう。
おまけ。
先日のオニヒトデ調査中に見れたマンタ。
よーく見ると奥に2匹目の影が見えます。
ゾウゲイロウミウシ。
西表で見た事あったかな?
小笠原にいる頃はよく見てましたが...
サンゴヒメエビ属の1種かな?
寒い時期ですが、時にはこんな出会いもあるから嬉しいですね♪
次の調査も頑張ります。
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