数日前の話ですが、真夜中の【イザリ】に行ってきました!!
突然イザリと言われても「?」だと思うので、順を追って説明していきましょう。
イザリを漢字で書くと『漁り』をいう字があります。
つまり『漁に行く事』を指しますが、船で出港する事ではありません。
上の写真を見てもらうと分かりますが、干潟を歩いて獲物を探す漁の事をイザリと言います。
ここからはさらに細かい説明が必要になるんですが・・・みなさんは海の水が増えたり減ったりする『満潮』『干潮』はご存知でしょうか?
潮が満ちてくるのが満潮、逆に潮が引いて潮位が低くなるのが干潮ですが、この潮位は約6時間周期で入れ替わってます。
2017年7月23日【新月大潮1日目】
00:36 干潮(99)
06:30 満潮(213)
13:28 干潮(17)
19:50 満潮(182)
これは今年の7月の潮汐表で、()の数字は潮位を表してます。
ちなみに潮位0センチっていうのは、各エリアに必ずある潮位基準点の事を指します。
そしてこの潮汐表はその基準点から何センチの所に潮位(海面)があるかを示した数字となっています。
表を見ると、1日2回ある満潮・干潮でも微妙に潮位が異なるのが分かるでしょうか?
朝6時半の最満潮では213センチも潮位が上がるのに対し、夜20時前の潮位では182センチ、約30センチの差があります。
同様に、夜中の0時半の干潮では99センチまでしか下がらない潮位が、昼の13時半の最干潮では17センチ、70センチ以上の差があります。
2017年11月6日【満月大潮3日目】
02:19 干潮(-1)
08:35 満潮(170)
14:21 干潮(61)
20:14 満潮(189)
一方、こちらは今日の潮汐表。
特筆すべきは夜中2時の数値です。
最干潮では基準点よりも低いマイナス1センチまで下がります。
そして満潮も夜20時の最満潮でも189センチ、夏と比べて引き潮の方が強い事が分かります。
(これは太陽と月の位置が関係してるのかな?)
昼間に最干潮がくるのは【夏】
夜中に最干潮がくるのは【冬】
という事がこの表から分かるでしょうか?
僕たちは昼間に最干潮がくるのを【夏の潮】、夜中に最干潮がくるのを【冬の潮】と呼んでいて、
夜中に最干潮が来る冬の潮のタイミングで夜中の干潟を歩き、魚・カニ・エビを探すのが『イザリ』になります。
今月からようやく冬の潮になって、干潟を散策できるくらいになってきたので、青年会メンバーでエビ探しに行ってきた訳です♪ (いやー ここまで長かった。笑)
潮位がマイナス1センチともなると、かなり広い範囲で干潟散策ができます。
『逃げ遅れた生物』が水溜まりや窪みに残っている事があるので、それらを狙う訳です。
頭にはヘッドライト、手には網とバケツを持って散策します!!
今回の狙いはこちらのエビ。
正式な名前は『フトミゾエビ』。
地方によっては『シンチュウエビ』とも呼ばれているみたいですが、
西表島ではなぜか『うんちゃい』と呼ばれています。笑
目の後ろ~脚が赤くなってるのも同様に狙います。
しかし、これがまたなかなか見つからないんですよ((+_+))
どうやらこんな感じで砂の中に潜ってる事が多いみたいです。
『ライトを照らすと目が赤く光るので、それを目印に見つけるんだ!!』と教わるも、全く目に入ってきません(^_^;)
島の子『ほら!ここにいるだろ!?』
僕たち「えーっ?どこよー???」
島の子『そこ。目が赤く光ってるだろ?』
僕たち「全然分からん・・・(^_^;)」
の繰り返しです。笑
でもあるコツを教えてもらい、目も慣れてくると次々にエビが見えてきます♪
結果、相当な数のエビをGET!!
これだけ取れたらそりゃ楽しいですね☆
帰ったら水でキレイに洗って保管します。
本当はそのまま試食もしようか?と言ってたんですが、この時点で夜中1時過ぎだったのでまたの機会となりました。
今度みんなで宴会ですね♪
冬の沖縄にはこんな夜遊び(笑)もありますので、興味のある方はぜひお声をかけて下さい。
新しい経験ができて楽しい1日でした◎
*********************
西表島ダイビングサービス 遊びなーら
〒907-1542
沖縄県八重山郡竹富町字西表1499-23
TEL:080-6480-4623
MAIL:info@ashibina-ra.com
*********************
〒907-1542 沖縄県 八重山郡 竹富町 字西表 1499-23 TEL:080-6480-4623