毎日ブログを更新しよう月間、14日目です。
小笠原の海情報はあらかた紹介したと思うので、最後はこんな出来事をご紹介して締めたいと思います。
※これは昔話シリーズです。初めから読みたい方は
昔話第1話→『始まりの島・小笠原諸島』をどうぞ。
これは2009年7月22日。
世紀の天体ショー『皆既日食』を見た時のお話しです。
この時は鹿児島の悪石島をはじめ、屋久島や奄美大島の北部などでも皆既日食が見れると話題になっていました。
実はこの時、小笠原も皆既帯に入っていたのですが、皆既帯が海上だった為あまり話題になってなかったんですよね。
たぶんみんな鹿児島に見に行ってたんじゃないかな?
ただ、一部の皆既日食マニア(と言ったら失礼かな?)の方々から予約を受ける事になったのですが、メールの段階から『できる限り長い時間皆既日食を見たいです!』『今世紀最大の長い皆既日食なので、すごく楽しみにしてます!!』とアツいメールを頂く事が多かったんです。
しかし、僕たちは『皆既日食なんて大した事ないでしょ?』と正直舐めてた感じでしたね...(^_^;)
一応計画としては午前中(11:30頃)に皆既日食を見て、午後はダイビングやシュノーケルをして帰ろう!という事になったので、皆既日食の事より午後にどこで潜るか(泳ぐか)を考えてました。
そして皆既日食当日。
小笠原はこれでもか!!っていう程の快晴&ベタ凪。
一方、鹿児島方面はどんよりとした雲に覆われ、全くと言っていいほど皆既日食を見れなかったと聞きました。
結局日本でバッチリ皆既日食が見れたのは小笠原~硫黄島だけだったと記憶してます。
そして実際に皆既日食を見たら・・・それはそれはすごかった!!
上にも書いたように、皆既日食は11:30頃に見れたのですが、お昼の時間にもかかわらず完全に夜と変わらない暗さで変な感じで、星も見えました。
でもその事を全て知ってる皆既日食上級者の方は星座版や星座が分かるゲーム(今みたいにスマホが無かったので任天堂DSとか)を持ってきて、夏の日中に見れる星座(=冬の星座)を楽しんでました☆
今ならアプリを入れておけばスマホをかざして星を見れるので、興味のある方はやってみて下さい。
ここからは写真を使いながらご紹介していきましょう。
昔のコンデジで撮った写真なので、画像も荒くてイマイチですが、雰囲気だけでも味わって下さい。
10:32 皆既日食の1時間前です。
太陽が欠け始めました。この時はまだまわりも明るいです。
10:34 少しずつ欠けてる所が増えてきましたが、まだまだ先は長い感じ。
ちなみに、この写真は日食グラス(または日食メガネとも言います)越しに撮影してます。
肉眼で見たら太陽を直接見てるのと変わらないくらい明るいし、日食グラス無しでカメラを向けるとレンズがダメになる事もあります。
10:45 やっと3~4割欠けてきたかな?
まだ先は長いですが、少しワクワクしてきました。
11:02 5~6割欠けてきました。
ここまで来ると太陽というよりは三日月のような感じです。
11:19 7~8割欠けてきました。
この頃からみんな段々と緊張してました。笑
11:21 9割欠けてきました。いよいよです!!
ここまでは『太陽が欠けてるから少し暗いかな?』という感じでしたが、ここで一気に『夜』になる瞬間がありました。
その時いろいろ勉強したのですが、皆既日食の場合は普段の日没みたいにゆっくり暗くなっていくのとは違い、1秒間で1kmの範囲で一気に暗くなっていくみたいです。
なので、僕たちの感覚としては一瞬で暗闇に覆われた感じでした。
写真を見て頂くと分かりますが、真上は暗いんですが水平線の辺りは夕焼けが広がっています。
このような状態を本影錐(ほんえいすい)というみたいです。
なんとも不思議な光景でしたね~
100%皆既になる直前。
ストロボを炊かないと暗くて分からないレベルで真っ暗でした。
ここまで来ると、もう日食グラスは必要ありません。
肉眼でもカメラ直接でもいけます!!
でもやっぱり沖合は夕焼けというなんとも不思議な景色です。
11:25 ついに来ましたー!!
100%皆既状態!!!
100%になる瞬間は『ダイヤモンドリング』と言われていて、本当に指輪のような形と光り方をしていました♪
写真ではこれしか撮れなかったんですけどね...(^_^;)
11:28 100%皆既状態が続き、コロナも全開です。(今流行りのコロナウイルスじゃないですよ。笑)
コロナとは、太陽を取り巻く希薄なガスで、日食の時のみ肉眼で見れる放射状の光です。
これが本当にすごかった!!
11:29 ほんのちょっと左上が欠けてきました。
11:30 再びダイヤモンドリングだったんですが、写真は大失敗。
なので1枚目と同じ写真を貼ってます...(^_^;)
まぁこの時は古いコンデジで撮ってたので・・・とりあえず証拠写真が残せただけでも良しとしましょう。
ちなみに、この100%皆既状態を見れたのは船に乗ってツアーに参加した人だけです。
島に残っていた人は100%まで行かず(確か99,7%だったかな?)、ちょっと暗くなった程度・・・という感じだったそうです。
わずか0,3%足りないだけでこうも違うのかと改めて思い知らされました。
次日本で皆既日食が見れるのは2035年9月2日だそうです。
あと15年後・・・一体何してるかな?笑
でも見れるものならもう1回見たいし、写真もバッチリ撮りたいんですよね。
この時、内地に帰って皆既日食ツアーとかやろうかな?( ̄ー ̄)
ちなみに余談ですが、、その更に先の日程を調べたら、なんと八重山諸島でも見れるチャンスがありました!!
マジかー!!!と思って日にちを調べてみたら・・・2089年10月4日に見れるらしいです。笑
今から69年後かぁ。さすがに生きてないな...(^_^;)
でもゆうまなら70歳まで生きてれば見れるはずなので、頑張って長生きしてもらおう。笑
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