11/22のログです。
本来はこの日もダイビングに行く予定でしたが、波5mの大シケとなってしまったので、ダイビングは中止にしました。
ただ、前線が通過するまでに時間があったので、早朝から船のメンテナンスをしてました。
前回のメンテナンスブログでは『アノード交換』『サーモスタット交換』についてご紹介しましたが、今回は第2弾!!
『プロペラの交換』『グリスアップ』『燃料フィルター』の3つをやりまーす。
まずはこのプロペラを新しいものに交換します。
なんで交換?と思うかもしれませんが・・・
実はプロペラの中央部が欠けてしまったのです...。
よく見ると結構歪んでますよね。
という事で、まずはプロペラを外していきます。
プロペラを外すには割りピンをまっすぐにする所から始まります。
こんな感じで、真ん中に入ってる割りピンをまっすぐにします。
そしたら割りピンが抜けるので、次はナットを取ります。
ナットをまわす時は、当て木をしてプロペラを固定します。
プロペラはかなり薄く、切れ味抜群なので、手で固定するのは危険です。
ナットが取れたら、スペーサーも外します。
向きを間違えないようにテープを張っておきます。
外したプロペラです。
こう見るとプロペラの先端もだいぶ擦れてますね...。
奥にもう1つスペーサーがあります。
今回はこれが固着してて、なかなか取れませんでした...。
スペーサーが何とか取れましたが、よく見るとグリスが固まってました。
キレイに掃除しましょう。
ドライバーを使ってキレイに掃除します。
傷をつけないように慎重に。。
30分くらいかけて、ようやくキレイになりました♪
ここまでキレイになると気持ちいいですね。
最後はプロペラシャフトの奥にあるオイルシールもチェックします。
プロペラをぶつけてしまったり、ロープを巻き込んでしまうとシャフトが歪んで、オイルシールの所からオイルが漏れる事があります...。
1番心配してた所でしたが、全く問題なしでした。よかったー!!!
ここもグリスの塊がすごかったので、グリスをキレイに拭き取ってから元に戻します。
シャフト全体にグリスを塗ってからプロペラを取り付けますが、ここで使うグリスはYAMAHA純正の『グリスD』です。
船外機のプロペラジョイント部の潤滑に最適なグリスで、以前アノード交換・サーモスタット交換で使用した『グリスA』とは別です。
グリスにもいろいろ種類があるのですが、今回のグリスDは簡単に言うと水に流れにくいのが特徴です。
常に海水に接している部分の潤滑に使うので、グリスAよりグリスDが適してます。
同じグリスでも素材・性能が全然違うので、その場所にあったグリスを使いましょう!!って事ですね。
グリスアップができたら、取り外しと逆手順でプロペラを組んでいきます。
取り付け時も写真を撮りながらやろうかと思いましたが、グリスで手がベタベタだったので省きました...(^_^;)
最後にわりピンを起こしたら完了です。
これをやらないとプロペラが取れます。(ホントに)
1番大事な作業ですね。
新しいプロペラの写真です。
これからも頑張ってもらいましょう!!
プロペラ交換はこれでおしまいです。
続いては船外機のチルト部分をグリスアップしていきまーす!!
『グリスA』と『グリスガン』を使います。
ちょっと分かりにくいですが、こんな感じでいくつかニップルがあります。
ここにグリスガンを装着して、グリスアップしていきます。
グリスアップしていくと、古いグリスが内側から出てきます。
この状態から・・・
こんな感じで古いグリスが出てきます。
他にも、内側に入ってしまった海水が出てきたり、気泡がプチプチ言いながら出てくるので、新しいグリスが出てくるまでグリスアップします。
場所は変わりますが、こんな感じです。
奥から新しいグリスが出てきてますね。
ここまで出ればオッケーでしょう!!
全部で5ヶ所だったかな?
全てのニップルからグリスアップして、出てきたグリスをキレイに拭き取って、作業は完了です。
最後は燃料フィルターの交換です。
燃料フィルターとは、ガソリン内にある不純物を取り除いてくれるパーツですね。
これを外すには、まずカプラーという青い線を抜きます。
ツメでうまく止まっているので、力づくで引っ張るのではなく、ツメを押さえながらうまく外します。
カプラーを取ってしまえば、あとは手でまわせば取れます。
中にガソリンが入っているので、エンジン内にこぼさないように気を付けましょう。
左が古い燃料フィルター、右が新しい燃料フィルターです。
そこまで汚くなってなかったです。
上から見ると白い部分が少し黄ばんでるのが分かります。
でもフィルター部分はもっと真っ黒になったのも見た事があるので、それに比べたらまだキレイな方です。
フィルターの向きに気を付けて、再びカップを装着します。
これでフィルター交換はおしまい。
簡単な作業です。
カプラーも忘れずにつけましょう。
意外と忘れがちな所です。
燃料フィルターとは別で『油水分離機』もあるので、このフィルターも交換しておきましょう。
交換の仕方はさっきの燃料フィルターとほぼ同じです。
油水分離機はガソリンタンクのすぐ近くに設置されてます。
名前の通り、水とガソリンを分けてくれる装置です。
雨などでガソリンの中に水が入ってしまう事があるので、これで水を分離してくれます。
こちらも手でまわせば取れます。
同じく中にガソリンが入ってるので、こぼさないように気を付けましょう。
水が入ってる場合は下から水だけ抜く事もできます。
左が古いフィルター、右が新しいフィルターです。
これだけ色が違うと一目瞭然ですね。
中にカスが溜まってる場合は取り除きましょう。
分解する時、取り付けをする時に順番を間違わないように気を付けます。
中を掃除して、組み立てて、新しいフィルターも入れて準備完了です。
取り付ける時も手でまわせば簡単につきます。
装着したら、手動でポンプを押して、ガソリンを循環させましょう。
最初に油水分離機にガソリンが溜まって・・・
その次に燃料フィルターへとガソリンが流れていきます。
これをやらなくてもエンジンはかかると思いますが、エアが噛んでしまうとエンストする事もあるので、ポンプで循環させておくと安心ですね。
燃料フィルターはこれでおしまい。
作業自体は簡単で、2つのフィルターを交換するのに30分もあればできる作業です。
ラストは椅子のニス塗りです!!
これはエンジンとは関係のないメンテナンスですが、長く使っているとニスが剥がれてくるので、定期的に塗りなおす必要があります。
作業としては超簡単なので、割愛です。笑
新しく塗った後はこんな感じでキレイになります☆
以上、メンテナンス第2弾でした!!!
これでエンジンに関するメンテナンスはおしまいです。
また1年頑張ってもらいましょう◎
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